飼育容器
<子ガメの場合>
ミドリガメカメが我が家にやってきてまず準備することは飼育容器です。
結論を先に述べると、できれば60cm水槽以上を用意しましょう。
店頭で売られているカメを見ると500円玉くらいのちいさなカメが多いので、
場所もとらず、比較的安価で買えるカメ飼育セットやプラケースで十分だと思われますが、すぐ
不要になるでしょう。
かく言う「管理人はどうなんだ?」って声が聞こえてきそうですね・・・。
ええ、私もミドリガメがあんなにも急成長するとは思っていませんでしたので、はじめは小さな
小さなキューブ水槽で飼ってました。失敗例を載せてます。下記の写真参照。
購入当時の写真
1匹でも小さいのに2匹もいれています。
ほとんど泳げるスペースもないです。
カメを購入する時期にもよりますが、おそらく3ヶ月もたな
いでしょう。
飼育容器
テトラのワンタッチフィルターとセットになった小型水槽
熱帯魚のベタを飼育していた時のもの。
大きさ
縦18cm横18cm高さ18cm
現在のギャメラを入れてみると、
水槽のせまさがよくご覧いただけると思います。
四肢は完全に出せない状態で身動きすら取れません。
上記でよくわかって頂けたでしょうか。
確かに、場所も取らずインテリア性もありますが一言で小さすぎます。
次に移行したプラケースも個人的には失敗例です。
反対に飼育されている方のなかには便利だったという意見もあります。下記の写真参照。
初めのキューブ水槽との比較。
広さはある程度確保できてますが、高さが低すぎます。カメにとってはどうぞ脱走してください、と言っているようなもの。私自身、このプラケース時代に脱走された苦い経験があります。横着せずきちんと上のふたをしめましょう。甲羅干し用のシェルターに2匹のカメが折り重なるのを想像してください。カメには広さ以外に高さも重要であることがわかっていただけたでしょうか。
飼育容器
ペットショップやホームセンターでもよく目にします。
画像ではわかりにくいと思いますが、右端と底に大きな亀裂がはいってます。水がもれないようにビニールテープで応急措置しています。昆虫飼育には向いていますがカメ飼育には不向きです。
最低限の水・シェルター・生態を入れるとかなりの重量になります。掃除等で移動させる時、持ち方によってはすぐ割れてしまいます。荒っぽい使い方はしていなのですが、劣化も早い気がします。大きさ 縦30cm横45cm高さ14cm(ふたなし)←初めのキューブ水槽より4cmも低い
理想的な60cm水槽での飼育例
ニホンイシガメの子ガメを例にしています。下記の写真参照。
子ガメにはひろすぎるじゃないの?
いえいえそんなことはありません。
高さも十分ありカメの脱走対策をする必要もないです。
小さな水槽を買って後で何回か買い換えることを考える
と経済的にもお得です。
カメにとってはもちろんのこと設置器具も60cm水槽に対応したものがたくさんあり便利です。
飼育容器
60cm水槽
大きさ 縦29cm横60cm高さ36cm
(注)写真では水深約15cmにしていますが、家に来たての場合、甲羅の2倍くらいにして様子を見る事。慣れてきたら徐々に水量をあげていくようにすればいいと思います。その際、溺れる危険性もあるので水草や流木などでつかまるところを作ってあげてください。
<おとなガメの場合>
水槽飼育なら最低でも90cm~120cm水槽が必要。
衣装ケース、プラ舟飼育もおすすめです。
くわしくは我が家の飼育環境を参照してください。