チャッピー失踪事件

 2007年7月7日夕方から8日の早朝にかけて、ニホンイシガメのチャッピーが失踪しました。2007年5月までは単独飼育していたのですが、大きさも60cm水槽だとちょっと狭く大きく成長したので2007年6月から屋外飼育のギャメラと同居させていました。

 

2007年6月の同居している写真

 

 上記の写真は写真を撮るために右側の金属ネット(通常はプラ舟の上において、その上にすだれをかぶせて日陰をつくってます)はとっている状態です。

 

通常はこんな感じです。

 

 上の写真を見てもらえればわかると思いますが、カメの得意な脱走対策にはレンガを積み重ね念入りにしています。この状況でどうやって外へ出たのかと・・・。

 死角が一つだけありました・・・。妻に聞いてわかったのですが、本来、甲羅干しをするためのスペースはプラ舟左側に作ってあり、私は度々見てたときにはミドリガメのギャメラはそこでしか甲羅干しはしていませんでした。ただ、妻が洗濯物など干しに行くとき(嫁のほうが1日でカメを見ている回数は多いです)みているとどうやら日陰用に設置してあるすだれの上で甲羅干しをしているのを何度がみていたそうです。

 

こんな感じです

 

 私自身、このすだれの上で甲羅干しをしているのは一度も見たことがなかったので信じられませんでした。確かにカメにとっては甲羅干しするスペースをこちらで設置していてもそこでするとは限りませんし、もっといい場所があれば登ってするのでしょう。すだれが飛ばないようにレンガを一つ置いていたのが致命的になりました。

 恐らく、このレンガの上にミドリガメのギャメラが登り、その上をニホンイシガメのチャッピーが登ると・・・。高く積んであるレンガも登れてしまいます。近くに野良猫が徘徊していましたが、猫の可能性は低いと思います。(最終判断ですが、後にこの猫の可能性が高くなります。)実際に7月8日の早朝発見時の写真ではレンガが下に落ちてます。今までこういうことは一度もありませんでした。

 

7月8日早朝発見時の様子(すだれは水面に浮いてました)

 

 すぐに、庭、周辺を捜しましたがみつかりませんでした。子ガメの時から愛情を注いで育てていたカメだけに後悔の念がたちません。近くに池があるのでそこまで無事にたどりつけてたらと思います。元気で生きている事を祈るばかりです。その日から早急に日陰用においていたネットは外しました。

2007年当時のカメハウス

 

 日陰用のすだれはレンガの最上部に取り付け、甲羅干しは本来の設置場所で強制的にさせるように改善しました。今回の失踪原因は、複数飼いしたこと、簡単に登れるところに足場となるような場所を設置してしまったこと、外敵への対策不足。後日、色々検証した結果、外敵の猫の可能性が高くなりました。

 ホームページで飼育方法などを公開している以上、責任も伴いますし、私の掲載しているのを真似して同じようなことが起きる可能性があります。初心に戻って飼育、自覚を持ちたいと思います。